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ライフスタイル
花を楽しむネイチャーゲーム
今回ご紹介するのは、一歩深く踏み込んで花を楽しむ方法。ネイチャーゲームで五感を使って、余すことなく花の魅力を知りましょう!
花が好きな人へ

花は好きですか?

どんな風に楽しんでいますか?

家に飾ったり、香りを嗅いでみたり、フラワーアレンジメントを楽しんでみたり・・・きっといろんな楽しみ方があると思います。


今回ご紹介するのは、更にもう一歩深く踏み込んで花を楽しむ方法です!今までとは気がつかなかった新たな花の魅力に気がつくこと間違いなしです。


五感を使って、余すことなく花の魅力を知ることができるのが、これから紹介するネイチャーゲーム。

以下4つのポイントから、それぞれ花を深く楽しんでみましょう。

①視覚:色・形

②嗅覚:香り

③触覚:手触り

④味覚:食べる

色・形を楽しむ

赤、ピンク、黄色、白・・・花にはさまざまな色があって綺麗ですよね。

そんな花の色の微妙な違いにまで気が付ける活動が〈森の色あわせ〉というネイチャーゲームです。一つの花の中にも色のグラデーションがあったり、そんなことにも気が付く活動です。

やり方

(1)森の色あわせカードや折り紙を使って、同じ色を探します。

何も持っていない場合は、その日に着ている服の色と同じ色を探す、などもできます。

(2)(グループでやる場合は)見つけた色や花について教えあったり、感想をシェアします。

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同じように形に注目できるのが〈フィールドパターン〉という活動です。

やり方

(1) ○や△、☆など、探したい模様や形を決めます。カードを何枚か手づくりして、その中から選んでもいいですし、特にカードを待たなくてもOK。
(2) (1)で選んだパターンを自然の中から探します。

ポイントは、俯瞰で探してみたり、逆にマクロな視点で探してみること。思いがけないところにパターンを見つけることができます。

花びらの中の小さな模様の違いにまで気がつくこともあります。



さぁここまで色や形に注目したら、最後は〈自然の紋〉という活動もしてみましょう。



やり方

(1)花を観察します。
(2)気に入った花が見つかったら、よく観察し、そのなかにある形や模様を見つけます。
(3)気に入った形や模様などのモチーフをカードに描きます。

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日本の家紋にならって、自然の特徴をとらえた「自然の紋」を つくることにより、自然への観察力や親しみをもつことができますね。

色をつけて、ラミネートすれば、その日の思い出をコースターにして持ち帰ることもできます。

香りを楽しむ

「香り合わせ」はいかがでしょうか?

中身が見えない袋や箱などを4つ準備して、香りのある花や葉などを中に入れれば準備完了です。

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これができたら次は〈かおりの小箱〉にも挑戦してみしょう!

やり方

(1)中身の見えない箱の中に、香りのある自然物などをいれて、嗅いでもらいます。

(2)同じ香りを、自然の中から探してもらいます。


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さきほどの「香り合わせ」から、探す範囲が広まるので、難易度が上がるといえるでしょう。ですが、大切なのは、「正解を当てること」ではなく、この活動を通して、自然界のさまざまな香りに気がつくこと、です!


最後は、「自分のお気に入りの香り」を発表してもらうと、さらに楽しいですね。

香りには、思いがけず懐かしい記憶が結びついているもので「この香りを嗅いだ瞬間に、あの時の記憶が蘇った!」という話もよく聞きます。

みなさんの懐かしい思い出のお話も出てくるかもしれません。

手触りを楽しむ

手触りを楽しむのなら、ぜひ〈フィールドビンゴ〉てざわりカードをお試しください!

やり方

(1) 「ざらざら」「つるつる」「つめたい」など、触って楽しめる項目をカードに書き入れます。 (3×3マスくらいが作りやすいです。)
(2) 感覚を研ぎすませて、カードに書かれた項目を探します。ビンゴの列を出来るだけ沢山つくりましょう。

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食べて楽しむ

食べて味わうこともできる花。

有名なところでいえば、桜茶や桜の塩漬け、食用菊など・・・

エディブルフラワー(ハーブなどの食べられる花)も最近はよく耳にします。

目で見て楽し、味わってもよし。これも花の楽しみ方の一つですね。


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番外)花の名づけ親の旅

花の名前、どれくらい覚えていますか?

花が好きな方ならきっとたくさん覚えているかもしれません。そうはいっても、道端に咲くあの花、この花・・・一度や二度聞いただけでは名前を忘れてしまうことも多いのではないでしょうか?

正式名称を覚えるのももちろん楽しいですが、新しい名前を自分で考えてみるのもまた素敵です。


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たとえば、春の訪れを感じさせてくれる野草「オオイヌノフグリ」には(意味は「犬の陰嚢」という少し意外な名前・・・)、「星の瞳」という可愛らしい別名もあります。

そんなふうにイメージを膨らませて、ぴったりな名前を考えてみましょう。

自分で考えた名前なら、きっと忘れませんね。

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以上、「花きれい!」だけでは終わらない、花の魅力を知る方法をお伝えしました!

よく見ると細かい模様が入っていたり、たとえ同じ種類の花でも、少しずつ色が違っていたり、・・・一つひとつ違う花の個性に気付くことができるのが、このネイチャーゲームです。

花を楽しむ際には、ぜひお試しください!


執筆協力:

中里裕子 なかざと ゆうこ(ネイチャーゲームインストラクター)

新井利佳 あらい りか(ネイチャーゲームトレーナー)




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